利益率低下と対象年齢高齢化が課題に。

全国の一流ホテルに約100店舗を出店している国内最大手の高級婦人服ブティック・A社様では、仕入は各店舗が独自に行っている状況でした。店舗ごとの客層に最適化するために採用した方法でしたが、これにより仕入れ先が増加。仕入れ先ごとの価格交渉力が低下してしまい、利益率が低下するという課題が生じていました。また、同時に商品の対象年齢が高齢化傾向に。取扱商品のテイストを見直し、客層をリフレッシュする必要にも迫られていました。

課題解決に加え、収益改善にも大きく貢献。

そこで当社が、A社様の各店舗から取扱商品に対する要望を集めることに。取りまとめた意見を参考に、本部の仕入れご担当者へ「ファー付きデザインカシミア」を提案しました。この商品の特長は、ノーエージを対象にしていること、そしてシンプルでありながらデザイン性に優れていることの2点。プレゼンテーションの結果、類似した商品を取り扱う仕入先は存在せず、課題解決だけでなく販売単価の向上も図れることが高く評価され、20店舗での取り扱いが決定しました。春・秋は国産ハイゲージニット、夏は京都手捺染プリントのワンピースおよび二次加工国産カットソーが好評で、取扱店数は現在80店舗まで拡大しています。

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